Nefry BTとGroveモジュール接続実験

Nefry BT を購入したので、引き出しにずっとしまったままのGROVE-スターターキットV3のモジュールをつなげて動作を確認してみることにしました。確認ができたモジュールの記事を順次掲載していきます。この記事は概要説明と、各モジュールの記事へのリンクを記載しています。

Nefry BT

Nefry BTドットスタジオ が製造・販売しているIoTデバイスです。下記のような特徴があり、IoT初心者にも経験豊富な人にも使いやすいデバイスです。

  • CPUとしてESP-WROOM-32を使用しているので、WifiとBluetooth接続ができる。
  • Groveソケットを搭載しているので、半田付けやブレッドボードなしでGrove規格のセンサーやアクチュエーターを接続できる。
  • Nefry BT内でWeb Serverが動作しコンソール画面がWebページとして用意されているので、webブラウザを使ってWifiの設定やプログラムの書き込みができる。
  • 小型の液晶ディスプレイを取り付けると、起動状況やWifi接続状態が表示されるので、動作状態の確認が簡単にできる。

Nefry BTの詳しい解説は、こちらに掲載されています。

Nefry BT

 

液晶ディスプレイを取り付けた状態

 

Nefry BTはドットスタジオのネットショップで販売されています。秋葉原の

でも販売されています。

Nefry BTのリビジョン

Nefry BTにはクラウドファンディングで販売された無印版(R1と呼ばれる場合もある)と改良版のR2とがあります。現在販売されているNefry BTはR2 (Revision 2)です。R2ではGroveソケット名が変更されています。プログラムでソケットを指定する際注意が必要です。

Nefry BT R2

 

 

GROVEスターターキット

私が購入したスターターキットは、スイッチサイエンスで販売されている「GROVE – スターターキットV3」です。

GROVE – スタータキットV3

このキットはArduinoに接続して使うことを想定して作られており、ArduinoにGroveソケット群を付け加えるためのシールド(ドーターボード)と、次のようなGroveモジュールが入っています。

どのモジュールも4ピンのGroveソケットが付いていて、Groveケーブルで簡単に接続することができます。

Groveモジュール接続例

接続実験の記事へのリンク

実験を行なって記事を書いたモジュールにリンクをつけていきます。

 

「Elixir入門者LT大会 vol2」を聴講

「Elixir入門者LT大会 vol2」を聴講しました。参加前に抱いていた予想が大幅に覆されたので、とても面白い勉強会でした。https://beam-lang.connpass.com/event/72797/

ElixirはErlang VM上で動作するプログラミング言語で、関数型、actorによる並行処理といった特徴をもっています。

参加前は、
・関数型信教者や並行処理大好き人間が参加する
・並行処理のディープな話題が議論される
・実業務よりも言語仕様に意識が行っている
と思っていました。

実際に講演を聞いてみたら、
・実業務でrubyを使っている人が多い
・オブジェクト指向(ruby)から関数型への乗り換えはそれほど困難を感じていない。
・(rubyと比べて)実行速度の速さが気にいっている
・webアプリフレームワーク(Phoenix)や、ビルド&デプロイフレームワークの充実度に興味がある(ruby on railsの乗り換え先として)
・並行処理? 何、それ美味しいの?
という感じでした。

オーソドックスな言語から関数型言語への移行障壁はとても高く、普及には長い時間がかかると思っていましたが、実際はそうでもないようです。毎年新しいフレームワークが登場するwebアプリ業界の住人は、新しい考え方を取り込むのに抵抗がないのかもしれません。