概要
ADATAのSSDに不良セクターが出来て修復不能になりました。3年保証が付いていてまだ1年半しか使っていなかったので、台湾のADATAに直接送って修理してもらいました。SSDを郵便で送ってから修理品が返って来るまで約20日で、かかった費用は日本から台湾への郵便代630円だけでした。郵送には郵便局の国際eパケットというサービスを使いました。
詳細
1. SSDが壊れた
Windows Updateを行なったらディスクアクセスが延々と続き、放置していたら数時間後にリブートして、「起動ディスクが見つかりません」状態になりました。BIOSの設定画面でディスクを選択しなおして再起動したところ、起動はできましたが、数分すると「システムファイルがない」というエラーが出てOSがクラッシュしました。SSDの修復ツールで調べてみたところ、修復不能なほど不良セクターができていました。
Windows Updateが壊したのか、SSDが壊れたためWindows Updateが正常に動作しなかったのかどちらかわかりませんでした。
2. 販売店のサポートページを見てみた
購入時のSSDの箱に3年保証と書いてあったので、販売店に問い合わせてみることにしました。購入したのはドスパラで、サポートページを見ると
国内代理店のある輸入商品は代理店サポート
と書いてあるので、ADATAのサポートページを見ることにしました。
後でわかったことですが、日本語のWebページはあるのですが、ここは台湾で運営されていて日本には代理店がないので、ドスパラの分類では、
国内代理店のない輸入商品などはドスパラ商品サポートセンターで対応
になり、ドスパラに問い合わせればよかったのかもしれません。
3. ADATAのWebページで問い合わせしてみた
www.adata.comを開くとwww.adata.com/jp/という日本語ページが表示されます。
サポートタブ > サポートに連絡 > お問い合わせ
を選択して問い合わせページに移動し、「質問のカテゴリ」で「テクニカルサポート」を選択すると問い合わせフォームが表示されます。
このフォームに必要事項を日本語で記入して送信したところ、翌日、サポートから下記の返事がきました。
これを受け取ってわかったことは、
・日本語で対応する窓口はなく、(おそらく台湾の)英語窓口が対応
・修理・交換依頼を出すのはRMAという窓口
ということです。
ドスパラは対応してくれないとこの時点では思っていたので、製品の写真を添付して「あなたのサポートが必要です」という返事を送りました。
すると「製品を台湾に書留郵便で送れ」という返事がきました。
4. 国際eパケットで台湾に発送
国際宅配便や郵便局の各種サービスを調べてみた結果、国際eパケットというサービスが安くてよさそうだということがわかりました。
・書留便にできる
・値段が安い
・日本と相手国の間は航空便なので速い
・必要な書類(税関申告書やインボイスなど)をPCで印刷できる
という点に魅力を感じでこのサービスを利用することにしました。
利用手順は、
・アカウントを登録する
・必要書類を郵便物に貼り付けるビニール袋(パウチ)を請求する。
・必要書類をWebページで作成し印刷する
・必要書類をパウチに入れて郵便物に貼り付け、郵便局に持って行く
です。
パウチは申し込んでから1週間ぐらいで届きました。無料です。
必要書類は、送り状とINVOICEを作成しました。
郵便局に持って行って「国際eパケットを送りたいのですが」と言ったら、「中身はなんですか?」と聞かれ「ハードディスクみたいな物です」と答えたらそれ以上は聞かれずに発送の手続きをしてくれました。郵送料は630円でした。
5. 日本から台湾までの郵送時間
7月21日に東京から発送し、台湾のADATAには7月25日に到着しました。5日で届いたことになります。
6. ADATAからの連絡
荷物がADATAに到着してから1週間ぐらいたっても何の連絡もないので、こちらから問い合わせをしようかと思っていたら、8月2日に「修理した製品を送ります。14営業日ぐらいで受け取れます」という連絡が届きました。
7. 受け取り
8月9日に自宅に届きました。台湾から日本への郵送時間は8日ということになります。14日よりだいぶ早く届きました。
8. 学んだこと
今回のSSD修理で下記のことを学びました。
- 海外ベンダーに修理依頼するのはわりと簡単
- 郵送料も国内と大きな差はないし、送り状作成も簡単
反省点は、
- 日本から台湾への送り状で分類をギフトにしないで価格を記入したので台湾側で税金を取られたかもしれない。(ADATAさんごめんなさい)
- 最初からドスパラに頼んだ方が早かったかも
です。
でも、無事に修理してもらえてハッピーです。